札幌でバイキングレストラン「運河亭」を運営する有限会社アライドフーズ(本社:札幌市東区、代表:笠原 真弓)が、新型コロナウイルスの影響により3月24日に事業を停止し、
自己破産を申請する予定だと帝国データバンクが発表した。負債は現在調査中。

1990年2月に設立した同社は、ニュージーランド産ラム、マトンの輸入販売業務を目的としていたが、99年8月に「運河亭」をオープンし、レストラン事業を本格的に開始した。
2001年12月には2号店となる手稲前田店もオープンするなど拡大していた。焼肉、寿司を中心に唐揚げ、たこやき、
フライドポテトなど和洋中の各種惣菜やサラダ、フルーツなど子供が喜ぶバラエティーに富んだメニューが人気で、2012年1月期には年売上高約6億7000万円を計上していた。

しかし、バイキング業態の競合が激化。差別化が難しく売上は年々減少し、2019年1月期の年売上高は約3億8000万円にとどまっていた。
こうしたなか、新型コロナウイルス感染防止のためのビュッフェ形式での会食自粛を受け、3月6日〜3月31日まで臨時休業の予定だったが、支払いの目処が立たなくなり再開することなく倒産した。

北海道での新型コロナウイルスの影響による外食企業の倒産は3社目。


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2020年3月30日(月)09:09

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