0001ガーディス ★
2020/03/31(火) 13:31:10.29ID:uF2JhdfT9名古屋市で2010年に開いた生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)では、「20年までに侵略的外来種及びその定着経路が特定される」ことを目標に掲げた。侵入防止や駆除、管理に役立たせるのが狙い。しかし、10年目を迎える現在も、侵略的外来種に限らず外来種の発見が相次ぎ、生産現場では対応に追われている。
鹿児島県志布志市の茶畑で、外来植物の「メリケントキンソウ」が見つかった。同県で撲滅活動に取り組む専門家によると、茶園での発見は国内で初めて。一番茶を摘採する5月ごろに鋭いとげがある実を付ける。専門家は「農家を介して生息域が広がる恐れがある。実が成熟する前に除去してほしい」と訴える。
群生していたのは、茶産地の同市有明町の茶園。畑の外縁部や通路の部分に根を張り巡らせていた。草丈は5センチぐらいで、地表を覆うように生える。小さいうちは作業の邪魔にならず、農家の目に留まらない地味な草だが、茶褐色でとげがある実を付けると危険性を増す。
とげの中に種子が入っている。人の靴底に突き刺さり、他の場所に運ばれて広がる。実を付ける5月は一番茶の時期。作業中に農家がけがをしたり、無自覚に分布を広げてしまったりする恐れもある。
発見したのは、環境省が任命する環境カウンセラーの窪健一さん。同市では運動場などに繁茂していたことはあったが、茶園で見つけたのは初めてという。「摘採した茶に混入するリスクは低いが、拡大を防ぐため見つけたら駆除してほしい」と呼び掛ける。実を付ける4月中旬までに抜き取ることが望ましいという。
県独自リストも
鹿児島県は同省の分類とは別に、県内で危険度が高い動植物をまとめた「鹿児島県侵略的外来種番付表」を作っている。県外来種対策検討委員会が作成したリストにある、661種の動植物の中から危険度が高い43種を選んだもの。相撲の番付表をなぞらえて、危険度が高い順に「横綱」「大関」などと区分けするユニークな取り組みだ。
番付は本土と島しょ部に分かれている。上位にはアライグマやゴケグモ類などの特定外来種が名を連ねるが、本土の「前頭」にはメリケントキンソウも選ばれている。既に県内9市町に広がっていて、さらに拡大する恐れがあるために選んだという。県自然保護課は「全国的には影響が小さくても、県単位では問題が出る場合もある。注視していく」と強調する。
難しい特定指定
メリケントキンソウは、現状では国が繁殖防止に動く様子はない。環境省は
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https://news.livedoor.com/lite/article_detail/18046855/
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