須磨パティオ40周年 からくり時計リニューアル

 3月で40周年を迎えた須磨パティオ(神戸市須磨区中落合2)で、1番館センターコートの時計台が20年ぶりにリニューアルされた。定刻を知らせるおとぎ話の主人公らに、子どもらはくぎ付けになっている。

 時計台は高さ約10メートルで、1980年3月にオープンした須磨パティオのシンボルとして親しまれる。1時間ごとに、音楽とともにキャラクターが動きながら出てくる「からくり時計」の仕掛け。キャラクターの更新の他、外観の塗装や照明の発光ダイオード(LED)化も実施された。

 開店当初が「白雪姫」、2000年からの2代目が「三匹の子豚」と「ブレーメンの音楽隊」。今回は、五つの物語から来館者の投票によって、片面が1位の「不思議の国のアリス」、もう片面が2位の「ピーターパン」に決まった。

 扉が開くと、両手を頬に添えた笑顔のアリスが上下に動いたり、トランプ兵が横に揺れたりする仕掛け。10分以上前から待っていた親子連れらは、いろいろな角度から楽しんでいた。多井畑小2年の女児(7)は「アリスのポーズがかわいくて、リニューアル前より気に入った。また見に来る」と満足げだった。(小谷千穂)


リニューアルした須磨パティオの時計台=神戸市須磨区中落合2
https://i.kobe-np.co.jp/news/kobe/202003/img/b_13236838.jpg

https://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/202003/0013236837.shtml
2020/3/31 17:30神戸新聞NEXT