ライブハウス「ロフト」の創始者である平野悠さんが、自身の会社が運営する新型コロナウイルスに絡んで悲痛な訴えをした。4月2日、公式ブログで「ライブハウスが潰れようとも早く強制力を持った非常事態宣言を出して」と政府に要望した。

■「どうにもならない膨大な赤字だった」
平野さんは、1976年に「新宿ロフト」を開店。都心を中心にライブハウスやトークスペースなど12店を展開する株式会社ロフトプロジェクト(東京都新宿区)の会長を務めてきた。

しかし、東京・渋谷のライブハウス「LOFT HEAVEN」で3月20日に開催されたイベントの出演者から、新型コロナウイルスの感染者が出たことが判明した。

新型コロナの影響によるイベントの減小は、全国のライブハウスに深刻なダメージを与えており、平野さんは4月1日の公式ブログで「わたしゃ、ロフト社長に『なんとかライブは自粛して欲しい』と言ってはいたのだが、会社がどうにもならない膨大な赤字だった」と振り返った。

その上で、「会場は50人以下で全部椅子席だし、消毒と換気をすれば大丈夫だろうと言った甘い考えがあったようだ」と指摘した。

平野さんは翌2日の公式ブログで、責任を取ってロフトプロジェクト会長を辞任する意向を公式ブログで明らかにした上で「ライブハウスが潰れようとも早く強制力を持った非常事態宣言を出して欲しいと思っています。それでないと第二のロフトが続出してしまいそうです」と訴えた。

4/3(金) 11:07配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200403-00010002-huffpost-soci
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