高知県奈半利なはり町のふるさと納税を巡る汚職事件で、高知地検は3日、返礼品業者から約180万円の賄賂を受け取ったとして、町地方創生課の前課長・森岡克博(45)、前課長補佐・柏木雄太(41)両容疑者を受託収賄罪で、水産加工会社「通成みちなり水産」社長・松村通成容疑者(30)を贈賄罪で高知地裁に起訴した。ふるさと納税制度を巡り、贈収賄罪での起訴は初めて。

起訴状によると、柏木、森岡両容疑者は共謀し、2018年3〜6月、松村容疑者から依頼を受けて返礼品「アーモンド小魚」の選定で便宜を図り、同年9月〜19年2月、179万9500円の賄賂を受け取ったとされる。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20200403-OYT1T50232/