0001砂漠のマスカレード ★
2020/04/05(日) 21:16:54.49ID:Mt0v1u2Q9民俗学者・柳田国男が岩手県遠野地方の説話を記した「遠野物語」にも登場し、精霊とも神ともされる存在。近年、どんどん遠のいているようにも感じる不思議な話に迫った。
あなたは信じる?、信じない?―。どちらにしても、少しだけ新型コロナウイルスとは違う話題でお楽しみください。
いたずらが好き 出没の家「栄える」
座敷童子は、主に岩手県など東北地方に伝わる。遠野物語には、「旧家にはザシキワラシという神の住みたもう家少なからず」「このお神の宿りたもう家は富貴自在なり」とあり、座敷童子が出没する家は栄えるといわれる。
伝承によって姿はさまざまだが、子どもであることが多く、着物を着ていたり、ちゃんちゃんこや振袖を着ていることもある。
いたずら好きで、同じく遠野物語では、家に一人しかいないのに、主人の部屋から紙をがさがささせる音や、鼻を鳴らす音がするので扉を開けてみると、誰もいなかったというエピソードが紹介されている。
アパートの一室 謎の現象たびたび
パン店は同市南新町にある「麦の穂」。川沿いの堤防から少し下った場所にあるアパートの一室の、こぢんまりとした店だ。
扉を開けるとすぐに小さなカウンターがあり、棚においしそうなパンが並ぶ。店主の大地友代さん(40)がカウンターを指さした。
カウンターの下は観音開きの小さな扉が付いていて、キッチンに入るためにはカウンターを上げ、扉を開けなければならない。
「私たちが通ると、扉が『バタン、バタン』って鳴るんです。でも、時々、『パタ、パタ、パタ』と小さく動く。ちょうど店に来る1、2歳の子が触って遊んでいるみたいに」
座敷童子の姿は誰も見たことがない。けれど、不思議な現象が数多く起こるという。
パンを作るステンレス製の台の上に置いていた段ボールが、卵が10個入ったパックが、ひとりでに落ちる。床にあったボールが「転がる」のではなく、円を描くように「回る」。ラックの上に置いてあった金属製のボウルが「跳ねる」。
極めつけは、大地さんの子どもが使っていたベビーベッドから、中にあったビニール袋が柵の目を抜けて床に落ちる。柵の目を抜けるのは風では説明できず、柵の外から誰かが引っ張っているかのように。
これらの現象は、大地さんが店をオープンした5年前から継続して起きており、大地さんだけでなく、家族も体験している。オープン前に準備しているときから、みんなで「おかしいな」と話していたそう。
大地さんは、「私自身は幽霊などを信じていない。でも、目の前でいろいろ起きるとさすがに」と言葉を濁し、「ねぇ?」とつなぐ。
売り上げ1.5倍に もしやうちのは
それが「座敷童子が出ている」という情報につながった理由を尋ねた。
「最初に気付いたのは母。変なことがあった翌日にはお客さんが増えたり、たくさん予約が入ったりする。
いつもは午前中にパンを焼いて売り切って終わりなのに、その日は午後からもパンを焼き続けないと間に合わないくらい」
売り上げにして普段の1・5倍以上になるという。そんな流れに気付き始めていたとき、座敷童子を話題にしたテレビ番組を見ていて、「もしやうちのは…」となった。
オープン前から起きていた現象だが、客には最近まで話しておらず、「言ったら『頭、大丈夫か?』ってなると思ったから」という。
オープン当初、「3カ月でも夢が叶えられたらそれでいいか」と思っていた店は、目立った苦境もなく続いている。
大地さんは、「もしこの幸運が座敷童子によるものならば、お客様にも幸せがたくさん届くといいなぁと思っています」とほほ笑む。
いわゆる「事故物件」でもなく、アパートの別の部屋では不思議な現象は起きていないそう。文系の記者には現象を解明できる術もなく、「ううむ」とうなるしかなかった。
小さなパン屋さんで起きている不思議な話。取材のお礼にと人気の「あん食パン」を頂いた。記者にも幸運が降ってきた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200405-00010002-tanba-l28
4/5(日) 11:01配信
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