松戸市中心部の市立北部小学校(児童564人)は6日朝、新型コロナウイルス感染の恐れのある密集や密閉の空間を避けるため、校庭で始業式を行った。児童らにとって3月24日の修了式から約2週間ぶりの登校。昇降口前で笑顔で談笑する姿や、屋外に張り出された新しい学級編成の掲示を確認する姿が見られた。

 東京都に隣接する同市では感染確認が相次いでおり、市教委は3月2日から始めた休校を始業式などの特別な行事を除いて当面続けることを決めている。

 間隔を空けて座った児童に波田寿一校長は「みんなの命を守るため」と理解を求めた。6年生の男子児童は「友だちとずっと話す機会がなかったから、今日は会えてうれしい。でもあしたからまた休校だからさみしい」と声を落とした。

 1年生担任の小林祐介教諭(32)は「児童の安全を最優先に考えないといけない。一方で(休校が続き)カリキュラムを(年度内に)終えられるか不安。児童たちが自宅でどう過ごしているかいつも気に掛けている」と話した。

 始業式を見守っていた5年と3年の児童の母親(37)は「市内で感染者が増えているので子どもが心配。できれば自宅にとどめたいが、友だちが登校する中でうちの子だけ登校しないのはかわいそうだし…」と不安を口にした。

4/7(火) 11:31配信
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