https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202004/CK2020040802000274.html

新型コロナウイルスに絡み、東京・歌舞伎町のホスト店が4月から名古屋市内の系列店に
ホストを派遣する計画を打ち出し、インターネットで話題となった。
東京都がナイトクラブやキャバクラなどの利用自粛を呼び掛けた影響だが、
批判を受けて「自分たちがウイルスを運ぶかもしれない」と判断して見送ることにした。

店の関係者によると、営業自粛で若手ホストたちの売り上げが激減。
緊急事態宣言の対象外となった名古屋市にある繁華街・栄地区の系列店に
ホスト五十人以上の派遣を考えた。
「定期的な検温、感染症検査をしたスタッフのみでの異動となります」としていた。

この動きに、美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長がツイッターで反応。
「お願いいたします。帰ってください。名古屋市民は君たちを歓迎しません」とつづった。
ネット上でも「夜の仕事に偏見が生まれる」などと批判する声が相次いだ。

こうした反発を踏まえて、「名古屋でコロナウイルスがまん延した場合、自分たちの責任にもなる」
と考え直し、名古屋への派遣を取りやめることに。同店の関係者は取材に、
「従業員は当面、ホストとしての活動を自粛する」と答えた。