世界に先駆けて、新型コロナウイルスを克服することになるのだろうか。
震源地とされた中国・湖北省の武漢市の封鎖が解除された。

国内の感染拡大を基本的に抑え込んだとアピールする中国は、世界遺産の有名観光地に人が殺到し、超過密状態。

その中国にあって、新型コロナウイルスの震源地ともいわれてきた湖北省・武漢市では、日付が8日に変わると同時に、高層ビルがカラフルにライトアップ。

1月23日から、およそ2カ月半にわたって続いていた都市封鎖が解除された瞬間。

集まった市民は、お祭りムードに湧いていた。

武漢市民は、「武漢人民は、この長い間でいろいろ頑張っていて、いろいろ耐えてきたね」と話した。

長い封鎖で状況が改善したとして、各地へ向かう鉄道や航空便などが再開。

高速道路でも、市外へ向かう車が、次々と料金所を通過していった。

家族とともに、およそ2カ月半ぶりに武漢を離れた女性は、「とても感激している。とてもうれしい。けさ6時にわれわれは出発した。

道路は車が非常に多くて、絶え間ない流れだった。いつでも勝手に出入りはできない。必要なときにだけ出られる」と話した。

武漢市内では、一部市民の外出制限は続いているが、商業施設や企業などの活動は徐々に再開している。

4日には、先祖を供養する中国の祝日、清明節に合わせ、新型コロナウイルスによる死者を追悼。

これには、習近平政権の主導により、感染症に勝利したと広く訴える狙いもあるとみられている。

その中国で...。

険しい山道を行き交う人の波。

マスク姿の観光客が埋め尽くしている。

さらに、山の麓も身動きが取れないほどの密集ぶり。

ここは、1990年にユネスコの世界遺産に登録された安徽省の黄山。

冷え込んだ観光業を刺激しようと、4月1日、地元の観光局が無料開放。

すると、週末になり、予想外の人が殺到した。

その現場では...。

客とみられる男性同士が小競り合いをする場面も。

土日とも午前中だけで、1日の上限である2万人に達したため、入場は中止された。

コロナ封じの成果を強調する中国。

しかし、市民の間には、無症状の感染者がいることや、人の往来が増えることで、再び感染が広がるのではとの警戒感が残っているのが現状。

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20200408-00130110-fnn-int
4/8(水) 20:57配信

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