新型コロナウイルス感染拡大の影響と見られる、いわゆる「コロナ倒産」が千葉県内で初めて確認されました。

 信用調査会社東京商工リサーチ千葉支店によりますと、木更津市畔戸にある海産物卸売・小売業の「渡辺水産」が今月1日までに事業を停止し、破産申請の準備に
入ったということです。同社は2014年「海鮮浜焼き盤洲」をオープンし、地元木更津水揚げされた海産物で観光客を呼び込み、収益の柱になるまで店を成長させました。

 去年の台風では被害を最小限にとどめたものの、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で客足が激減し、売上高不足が続いたことで、今後の業績回復の見込みが
立たたくなり、運転資金の調達が限界に達したということです。
 負債総額は推定でおよそ3億7000万円と見られ、県内で新型コロナに関連した企業の倒産は初めてだということです。

チバテレ(千葉テレビ放送)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200409-00010000-chibatele-l12