宝塚市の障害者の支援施設の利用者と家族が新型コロナウイルスに感染したことが分かり、宝塚市は今月18日まで施設を休止し、ほかの利用者や職員の健康観察を行うことにしました。

利用者などの感染が確認されたのは、身体障害者の食事や入浴介助を行っている「宝塚市立安倉南身体障碍者支援センター」です。
宝塚市によりますと、8日、この施設の利用者1人とその家族の合わせて2人の感染が確認されたということです。
このため宝塚市は感染の拡大防止のため、この施設を今月18日まで休止し、ほかの利用者や職員あわせておよそ70人に自宅待機してもらい、健康観察を行うことにしました。
利用者については、脳性まひなど重度の障害がある人が多いため、自宅待機の期間中、ヘルパーを派遣するなどの支援を行うということです。
また、この施設に併設されている児童館は、先月3日から休館していて利用者はありませんでしたが、宝塚市は職員については念のため自宅待機にしたということです。
宝塚市は「利用者にはしばらくの間、不便を強いることになりますが、万全の準備をして予定どおりの再開を目指します」と話しています。

04月09日 18時54分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20200409/2020007367.html