10日午後4時40分ごろ、沖縄県宜野湾市の中心部にある米軍普天間飛行場で使用されていた泡消火剤が基地外に流れ出た。泡消火剤には発がん性が疑われる化学物質のPFOSが含まれている。米軍から「かなりの量が基地外に漏れ出した」と連絡を受けた防衛省沖縄防衛局が明らかにした。

 泡消火剤が流れ出たのは宜野湾市真栄原(まえはら)3付近の普天間飛行場南側の側溝(幅約1・5メートル)。側溝は比屋良川につながっている。市消防本部によると、気分が悪くなった人などはいない。

 米軍は10日夜、「格納庫内の消火システムが作動した」と明らかにした。

 沖縄の米軍基地では過去にも、有害物質を含む泡消火剤が基地外に流れ出る事故が起きている。

米軍普天間飛行場近くの側溝に流れ出た白い泡消火剤=宜野湾市真栄原で2020年4月10日午後8時26分
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