医療用品不足が社会問題となるなか、意外な企業が名乗りを上げました。独自の技術で作ったそのマスクとは。

 綿100%の形態安定シャツで有名なシャツ専門の会社です。洗濯後、アイロン掛けの手間を省けるシャツを作る会社が今、マスクの生産も手掛けています。

 東京シャツ経営企画室・松中秀人室長:「(会社の)マスクの備蓄が足りなくなってきた。まず従業員に回そうとマスクの生産を始めました」

 そこで完成したのが綿100%、形態安定マスクです。何度洗ってもそのまま使えるこのマスク。医療用マスクと同じひもを使っていて、耳への負担が少ないということです。この形態安定マスクは8日からネットなどで販売され、今月の納品分は完売。次の納品は来月中旬以降の予定です。

 子どもの受験の面接で母親が着るお受験服で有名な婦人服の会社が経済産業省の依頼を受け、医療用ガウンを作っています。少しでも早く仕上げられるよう縫い方を工夫しています。出来上がった試作品は10日午後に経産省に持ち込まれました。医療用物資不足の解消へ。企業の新たな取り組みは続きます。

https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/a/c/ac01c_1641_c1df82bf_590f8fdb.jpg
https://news.livedoor.com/article/detail/18102948/