2020年4月12日 16時7分
https://news.livedoor.com/article/detail/18109483/

マスク、ゴーグルや防護服などを着用した物々しい姿で新型コロナウイルスの治療に当たる医療従事者が
患者の気持ちを和らげようと防護服に名前が入った自らの笑顔の写真を貼りつけるアイデアを思いつき、
他の同業の仲間にも広がる動きを見せている。
この着想を得たのは米カリフォルニア州サンディエゴの「スクリップス・マーシー病院」で呼吸療法士を
務めるロベルティーノ・ロドリゲスさん。インスタグラム上で紹介し、3万件以上の「いいね!」を集めた。
ロドリゲスさんは「昨日、顔面に医療防護具を着け、緊急救命室(ER)に入った際、患者を気の毒に思った」と投稿。
安心させるような笑顔を見せればおびえた患者の気持ちには大きな違いが出るとし、「今日は防護服に大きな顔写真を着けてみた」と続けた。
他の医療従事者もこのアイデアに共感。ロサンゼルス市の看護師もその1人で、同僚の一部も「素晴らしい案」と加わったという。
この看護師はCNNの取材に「患者は病院内に一人きりでおり、見舞客も許されず頭から足元まで防護服に
 身を包んだ医療チームに囲まれている」と指摘。
「防護服の中の人間の写真を見ればストレスがたまる時間に安らぎも得られるだろう」と期待した。

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防護服に「笑顔の写真」を貼りつけて治療にあたるアイデアを思い付いたロベルティーノ・ロドリゲスさん