埼玉県は12日、緊急事態宣言を受けた県の自粛要請に応じてインターネットカフェが営業を休止したことにより、
宿泊先がなくなった人向けに一時的な避難先を提供すると発表した。上尾市の県立スポーツ総合センター
(定員200人)で、同日午後8時から来月6日午後5時まで受け付ける。

県社会福祉課によると、同センターは4〜15人用の和・洋室が計30部屋あり、利用人数により相部屋となる。
県内に住所がある人は無料で、県外の人は1泊2290円で利用できる。食事や送迎はないが、
シャワー室が利用できるという。

滞在できるのは原則1週間だが、次の行き先が定まらない場合などは延長できる。
ただし、発熱があるなど新型コロナウイルスへの感染が疑われる場合は利用できないことがある。

同課の調査によると、県内には少なくとも73のネットカフェがある。政府の緊急事態宣言に基づく、
県の緊急事態措置の休業要請によって宿泊先を失う人は約300人と推計している。
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