ドナルド・トランプ米大統領が、「中国ベッタリ」とされるテドロス・アダノム事務局長率いる世界保健機関(WHO)にブチ切れた。中国発の新型コロナウイルスをめぐる対応に失敗したとして、WHOへの拠出金を停止するよう指示したのだ。中国の軍事的挑発も重なり、トランプ氏の「WHO批判」「中国批判」は日に日に激しくなっている。米中対立はさらに激化しそうだ。

 「WHOが、中国の不透明性を指摘していれば感染拡大を封じ込め、死者も少なく抑え込むことができた」

 トランプ氏は14日の記者会見で、こう言って、拠出金停止を明言した。WHOが、新型コロナウイルスの初動対応に失敗し、隠蔽疑惑も指摘される中国に近い立場を取り続けることに、堪忍袋の緒が切れたようだ。

 米メディアによると、米国はWHOへの最大の資金拠出国で、2017年はWHOの年間予算の約4分の1に相当する約5億ドル(約544億円)を拠出している。

 米ジョンズ・ホプキンズ大学の集計によると、新型コロナウイルスによる死者は14日、世界全体で12万人を超えた。感染者は200万人に迫っている。中でも、米国は世界最多の死者数2万3000人超と、甚大な被害を受けている。

 トランプ氏は7日の記者会見でも、WHOによる新型コロナウイルスへの対応について、「非常に中国寄りだ」「WHOはいつも間違ってきた」などと痛烈に批判していた。

 怒りは中国にも向いている。中国外務省の報道官がツイッターで、《米軍が感染症を武漢市に持ち込んだのかもしれない》と投稿するなど、露骨な情報操作・責任回避の動きを見せたためだ。

トランプ氏は、新型コロナウイルスを「中国ウイルス」と呼び続け、マイク・ポンペオ米国務長官は先月末、テレビ電話会議形式で行われた主要7カ国(G7)外相会談で、「中国が、国際的にディスインフォメーション(偽情報)を流す工作をしている」「中国は、G7諸国の保健と生活様式に対する重大な脅威だ」と批判した。

 インド太平洋地域に配備されている米海軍の原子力空母4隻で感染者が確認され、抑止力低下が懸念されるなか、中国海軍の空母や駆逐艦、早期警戒機などが、日本や台湾周辺などで挑発的な活動を続けている。

 トランプ氏は、火事場泥棒のような中国の軍事的な動きにも、我慢ならないようだ。

2020.4.15
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/200415/for2004150004-n1.html
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1 首都圏の虎 ★ sage 2020/04/15(水) 14:24:48.71
※前スレ
トランプ氏激怒!WHOに鉄槌! 中国べったりのテドロス氏にブチ切れ拠出金停止 中国は挑発…米中対立激化か
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