新型コロナの影響で、首都圏を中心に飲食店などが、休業や時短営業に追い込まれていますが、食材を提供する生産者にも影響が出ています。

久須美舞記者:「畑一面に広がるのはこれからが旬のトウモロコシ。こちらの農家では収穫に向けて作業が進められています」

 森町にある鈴木農園。こちらではレタスやトウモロコシを生産しています。
 
久須美記者:今はどういう期間?
鈴木弥さん:「今は生育している最中で、種をまいたり播種したり、まだしている」

 来月下旬に収穫を迎えるのは、糖度18度以上で生でも食べられる甘々娘。別名フルーツ・コーンとも呼ばれ、市場のほか、首都圏や大阪などの飲食店にも出荷しています。

鈴木弥代表取締役:「僕たちも首都圏の居酒屋なり料亭なりに出荷しているが、そちらもすべて休業していますので、今後どうなるかなと不安ですよね」

 出荷先の飲食店からは、まだ取引を中止する連絡はないといいますが、休業しているのは販売ルートの2割。先行きの不透明さに不安が隠せません。
 一方、収穫したばかりのレタスは、例年と同様に市場に出荷はできたものの売り上げが3割ほど落ち込んだといいます。

鈴木さん:「1月後半から2月にかけて、コロナって言い始めた瞬間に、もう値段は(下がった)。市場の方でも身動きが鈍くなって、それで値段が下がったというのが一番」

 行き場をなくした野菜は廃棄に追い込まれる可能性もあります。鈴木さんは手塩にかけて育てたトウモロコシを消費者のもとに届けるため、毎年ゴールデンウイーク明けに始めるネット販売を1カ月前倒ししました。

鈴木弥さん:「できる限り人と接触しないような販売というのを考えていかないといけないなと、どこまで頑張れるか…頑張りますけど、先行きは本当に不安」

4/16(木) 20:58配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200416-00010019-satvv-l22
https://iwiz-yvpub.c.yimg.jp/im_siggUSZUUIu5Wkf1G1YFtDZUVA---x400-y225-q90-exp3h-pril/d/yvpub-bucket001-west/contents/yvpub-content-c9403af9afeba75f5fea8086a2795d69/thumb/c4aef6a1084007a6b02fe168e8f90974/33P3MmVOBEFuw.jpg