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2020/04/17 14:30
日本のワクチンはなぜ「ガラパゴス化」したのか。その単純な理由多数の著書がある、神戸大学大学院医学研究科 感染治療学分野教授の岩田健太郎氏による新刊『ワクチンは怖くない』(光文社新書)が刊行された。

同書は、「インフルエンザワクチンは結局、打った方がいいのか」「『子宮頸がんワクチン』って、実際どうなのか」「何度も同じワクチンを打たないといけないのはどうしてか」などワクチンに対する疑問を解消し、本当の「健康」をもたらすワクチンとの付き合い方を伝授している。

以下、本書から抜粋して紹介する。

現在日本には、ワクチン製造販売業者および輸入販売業者が15社あります。化血研、日本ビーシージー、北里第一三共ワクチン、武田薬品、阪大微研、デンカ生研、MSD、GSK、サノフィ、ファイザー、JV、田辺三菱、第一三共、アステラス、北里薬品です。

日本ではワクチン事業を予防接種法に準じた国策とし、国内ワクチンメーカーを保護しようとし続けてきました。そのことは、海外のワクチンメーカーの排除を意味していました。

1980年代以降のポリオはすべてワクチンが原因

これにより、国民に被害が出た例もあります。

例えば、日本ではポリオの予防に経口生ワクチンを使用してきました。効果の高かった生ワクチンですが、日本でのポリオ発生がほとんどなくなった後は、その副作用のリスクのほうがずっと大きくなってしまいました。
(リンク先に続きあり)