新型コロナウイルスの感染拡大で生活に苦しむ人が増える中、弁護士やNPOなどの専門家が無料で相談に応じる全国一斉の電話相談が18日から始まり、多くの相談が寄せられています。

「コロナ災害を乗り越えるいのちとくらしを守るなんでも相談会」には弁護士や社会福祉士、労働組合、NPOなど全国の50団体が参加し、このうち、東京・新宿区の司法書士事務所には午前10時の受付開始から相談が相次いでいます。

このうち、飲食店の経営者からは「感染予防のために休業したいが売り上げが減って困っている」という相談が寄せられ、司法書士は最大で100万円が支給される個人事業主向けの給付金制度を紹介し申請の方法などを説明していました。

このほか、10万円の一律給付についても「自分は受け取れるのか」とか「給付を受けたら生活保護は解除されるのか」という相談が相次いでいました。

相談にあたった司法書士の笠井真悟さんは「感染予防のため対面での相談が難しくなっていますが、生活困窮だけではなく、家庭内の問題なども多く報告を受けているので、1人で悩まずに相談してほしい」と呼びかけています。

NHKニュース 2020年4月18日 13時32分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200418/k10012394291000.html
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