0001のんのん ★
2020/04/20(月) 01:29:07.57ID:04qtJM/c9新型コロナウイルスの感染拡大を受け、千葉県の成田空港では国際線の旅客の激減に続き、堅調だった国内線も一転して大幅に落ち込んでいる。
格安航空会社(LCC)は国内線の大規模な運休と減便に踏み切った。全日空と日本航空は国際線との乗り継ぎ需要の激減に伴い、成田発着の国内線の全便を運休した。
両社は国際線全体の5月の運航本数を9割以上減らすことを決めており、航空会社や空港にとって国際線と国内線の全路線の旅客が激減する危機的な状況が続く。
「国際線が減る中、国内線は何とか踏みとどまっていたのに、旅客の減少がかなり深刻な状況になっている」。
航空関係者は苦しい胸の内を明かす。
成田発着の国内線の旅客は、3月中旬まで観光やビジネス、帰省などの底堅い需要があった。
東京都が3月28、29日の土日に不要不急の外出自粛を要請したのを機に減少傾向が顕著になり、テーマパークの休園やイベントの中止に加え、
4月の7都府県に対する緊急事態宣言の発令を受けて激減した。対象地域が全国に拡大され、
感染者の多い都市部から地方への移動の自粛が求められ、国内で人の動きが止まりつつある影響を受けた。
LCC3社は減便を迫られた。ジェットスター・ジャパンは、5月6日までに計画していた国内線全体の1939便のうち1706便を減らし、減便率は88%になる。
成田発着で運航を継続するのは、札幌と関西、福岡、那覇の幹線の4路線だけで、高松や松山、熊本、庄内、沖縄・下地島など地方の10路線を運休している。
同社は「利用予定のお客様に多大なるご不便とご迷惑をかけ、深くおわびする」とコメントした。
ピーチ・アビエーションは、国内線全体の6100便のうち57%にあたる3488便を減らす。
成田発着の路線は、3月29日に就航したばかりの長崎線を4月10日から運休し、鹿児島・奄美線も運休している。
1日7、8往復を計画していた札幌線をはじめ、関西と福岡、鹿児島、沖縄線を1日1往復に減らした。
春秋航空日本は札幌と佐賀、広島線の運航を日曜のみとし、計画の9割を減便した。
全日空と日本航空は成田発着の国内線の全便を運休している。
札幌や中部、大阪・伊丹、福岡などから成田で国際線に乗り継ぐ需要の多い路線で、国際線の旅客の激減に伴い、利用者が減っていた。
第1旅客ターミナルビルの国内線エリアは20日から閉鎖される。
成田国際空港会社によると、国内線の2月の旅客数は前年同期比7%増の59万4466人、発着回数は同17%増の4492回と、いずれも2月として過去最高を記録していた。
3月1〜21日の発着は同3%増と堅調に推移し、空港会社の田村明比古社長は同26日の会見で「海外に行けないお客様が国内を移動することもあった」との見方を示していた。
また、国際線は旅客の激減に伴い、大型連休を含む5月も大幅な運休と減便になる。
全日空は4月25日〜5月15日の全体の計画便数3676便のうち、9割にあたる3323便を減便する。
成田発では、ヨーロッパとハワイ、オセアニアの全便の運航を取りやめる。
ハワイ線に投入しているウミガメを描いた特別塗装の超大型機A380は、運航再開のめどが立たないため駐機場に止まり、エンジン4基にカバーがかけられていた。
日本航空は5月1〜31日の全体の計画便数4836便のうち4568便を減便し、運航率はわずか6%にとどまる。
成田発のアメリカとヨーロッパ、オセアニアの便はゼロで、アジアの一部路線とカナダ・バンクーバー線のみ運航する。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200419-00000017-mai-soci