「同情するなら金をくれ」というドラマの名台詞があったが、
山口敬之元TBSワシントン支局長(53)もそんな心境だったのかもしれない。
なんと、「幸福実現党」の初代党首からもお小遣いをもらっていたのだ。

2015年、ジャーナリストの伊藤詩織さんへの準強姦容疑で逮捕状が出ていた山口記者。
“総理ベッタリ記者”が、詩織さんとの民事訴訟に敗訴したのは昨年12月のことだった。

さる事情通によれば、
「長い裁判生活で困窮しているのでしょうか。“いわくつき”の顧問先から月15万円をもらっていますよ」

 顧問先は、「JCU」なる一般社団法人。「幸福実現党」初代党首の饗庭直道(あえばじきどう)氏(53)が設立し、現在、代表理事を務める。

「饗庭さんは幸福実現党が発足した09年、党首に就いた人物です。彼は幸福の科学を離れた15年、“保守”を掲げてJCUを設立しました。
保守層にはわりと知られている団体です」(同)

 では、そのJCUにどんな“いわく”がついたのか。

「最近、数百人の投資家から集めた9億円が消えたことが発覚しました。“保守のコミュニティー創出”を理念とした仮想通貨発行を名目に募った資金です」
 と、JCU関係者。

「饗庭さんは山口さんの人脈を頼るために顧問に引き入れました。評論家の小川榮太郎さんの紹介と聞いています。JCUでは年1回、
大きな会を催しますが、18年の会で、山口さんの力で稲田朋美先生や甘利明先生といった自民党の大物を呼んでもらった。それで翌年から顧問というわけです」

“宗教マネー”に縋(すが)り――。総理ベッタリ記者が次に頼るのは誰か。

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