マスク着用 店側が客に求める
(いわて県)

http://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20200420/6040007266.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

新型コロナウイルス対策の「緊急事態宣言」が全国に拡大した中、
県内のスーパーでは、従業員の感染を防ぐため、マスクの着用などを客に求める動きが広がっています。

このうち盛岡市のスーパーでは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、先週から、
客に対してマスクの着用を呼びかけるポスターや張り紙を、店頭やレジ周りに掲示しています。
このスーパーでは、緊急事態宣言が全国に拡大されて初めての週末にあたる18日は、
以前の1.5倍の客が訪れた一方で、マスクをしていない客も1割ほどいたほか、
せきやくしゃみを袖などで覆う「せきエチケット」が守られていなかったり、
家族全員で来る人が増えたりしたということで、従業員が不安を抱えながら業務にあたっているとしています。

従業員用のマスクやアルコール消毒液の在庫も限られていることから、スーパーでは、
肉や魚の下に敷いて鮮度を保つためのシートを毎日、内側につけ替えながら、
同じマスクを少しでも長く使えるよう工夫しているということです。

スーパーを経営する小苅米基弘社長は「ハンカチやタオルを代用したものでも構わない。
家族連れの場合も車で待つようにするなど、食の提供が継続できるよう協力してほしい」と話していました。

全国のスーパーでつくる3つの業界団体は14日、連盟で声明を発表しています。
この中では、「品薄や欠品、混雑などに、お客様から心無い言葉を頂くことも増加傾向にある」
などと懸念を示した上で、商品の供給に一時的に支障が出ることへの理解を求めたほか、
従業員の安全確保のため、マスクの着用や、レジ待ちの際、一定の距離を保つといった協力を求めています。

04/20 12:35