日本フランチャイズチェーン協会は20日、3月の全国コンビニエンスストア売上高(既存店ベース)が、前年同月比5・8%減の8338億円だったと発表した。3か月ぶりに前年同月の実績を下回り、減少率としては、2010年10月(5・9%減)以来、9年5か月ぶりの大きさとなった。


 新型コロナウイルスの感染拡大で外出を自粛する動きが広がり、来店客数が8・2%減と大幅に減少した。品目別の売上高では、コンサートなどイベントの中止が相次いでチケット販売が不振となった影響で、「サービス」が19・8%減と落ち込みが目立った。

 一方、日用品や雑貨などの「非食品」(3・3%減)や、冷凍食品など日持ちする食品が多い「加工食品」(4・7%減)は減少率が小さかった。在宅勤務などで「巣ごもり需要」が増えた影響とみられ、大手各社は対応した品ぞろえに力を入れている。

読売新聞オンライン
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