2020/04/20 05:00中日新聞プラス

3Dプリンターでマスク製作 県立科学技術高  
完成した樹脂製のマスクを着用する教職員=静岡市葵区の科学技術高で
(中日新聞プラス)

静岡市葵区の県立科学技術高校は、3Dプリンターで樹脂製のマスクを完成させた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、職員が製作した。
ドラッグストアの杏林(きょうりん)堂が、同様のマスクを従業員向けに作り始めたことを知り、学校が所有する3Dプリンターを使って九日に試作を始めた。二月に岐阜であった模型製作の大会で使った樹脂の残りを使った。
マスクは穴にゴムひもを通し、ガーゼを内側に当てて使用する。インターネット上にある無料の作成データを使い、丸四日かけて成功した。石川好宏教諭(48)は「素材選びや微調整に苦労した」と振り返る。
今後もマスクの製作は材料がある限り続ける。外部への配布はしない。石川教諭は「一個当たり二百円でできる。3Dプリンターを持っている人は試してみては」と話した。
(保坂千裕)

https://news.goo.ne.jp/article/chuplus/region/chuplus-CK2020042002000030.html