南カリフォルニア大学(USC)は、カリフォルニア州ロサンゼルス郡の一部の住民を対象に新型コロナウイルスの抗体検査を行った。ウイルスに感染している人の割合は約4.1%に上り、実際に感染している人は、確認されている感染者の40倍に及んでいる可能性があることが示された。

住民863人を対象に実施した検査の結果を基に算出した致死率は、これまで想定されていた水準よりも低かった。ただ、無症状の人が感染を広めている可能性があることが示された。

調査を主導したUSCのNeeraj Sood教授は「症状が出た人のみを検査しているほか、実施できる検査に限りがあることから、COVID−19(新型コロナウイルス感染症)の地域における感染実態をまだ把握できていない」と指摘した。

ロイターの集計によると、ロサンゼルス郡では20日、少なくとも17人の死亡が確認された。死者は合計600人となった。感染者は1万2300人に達した。同郡の人口は約800万人。

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