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Jリーグのクラブ施設、コロナ対策に提供へ 村井チェアマン

Jリーグの村井満チェアマンは21日、理事会後にウェブ上で記者会見し、クラブハウスなど各クラブの施設を新型コロナウイルス対策のために提供する考えがあることを明らかにした。20日に菅義偉官房長官と会談した際に提案したといい、理事会で報告した。「国や行政から要請がある場合に検討していく」と説明した。

リーグは39都道府県に56クラブを抱える。クラブ施設の多くが駐車場やグラウンドを備えることから、PCR検査などの医療活動に活用してもらう考え。村井チェアマンによると、菅官房長官は「全国で一斉にということはないと思うが、一つでも二つでも具体的なケースができれば大変ありがたい」と応じたという。

海外ではサッカースタジアムが医療センターや物資の保管、配送の拠点となるなど、新型コロナ対策に活用される例が広がっている。〔共同〕

2020年4月21日 22:26