マスク輸入に旅客便の客室を利用

http://www3.nhk.or.jp/lnews/shutoken/20200423/1000047865.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

新型コロナウイルスの感染拡大に伴って需要が高まっているマスクなどの輸入に
航空会社が旅客便の客室を利用することになり、このうち日本航空の便が22日、成田空港に到着しました。

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、国際線の旅客便の乗客が激減する一方で、
マスクや医療用の防護服などの輸入の需要が高まっています。
これを受けて日本航空と全日空は、旅客便の客室を利用した貨物の輸入に乗り出し、
22日夕方、成田空港に中国・上海からのボーイング787型機が到着しました。

この便のパイロットと客室乗務員は、ふだんは旅客の輸送にあたっていますが、
今回は乗客ではなく9万枚を超えるマスクが入った段ボール箱を積んで運航を行いました。
飛行機が到着すると、貨物を扱うスタッフが機内に乗り込み、座席の上にある
収納棚に入った段ボール箱を次々と運び出していました。

日本航空は、成田と上海を結ぶ路線で1日に往復2便、旅客便を利用した貨物の輸入を行うことにしています。
日本航空のグループ会社で貨物の管理などを行うJALカーゴサービスの森本義規社長は
「旅客便の運航が減少している状況なので、採算を考えながら、
なんとか貨物の輸送で収益の向上に貢献していきたい」と話していました。

04/23 09:38