「ヨゲンノトリ」ネットで話題に

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20200423/1040009535.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、江戸時代後期に伝染病の流行を予言し、
「朝と夕方に姿を拝めば難を逃れることができる」と告げたとされる鳥、
「ヨゲンノトリ」の言い伝えを山梨県立博物館がSNSで発信したところ、ネット上で話題になっています。

「ヨゲンノトリ」は、山梨県立博物館が所蔵する江戸時代後期の文献、
「暴瀉病流行日記(ぼうしゃびょうりゅうこうにっき)」に登場する挿絵で、
カラスのような姿をして1つの胴体に足が2本、それに白と黒に分かれた頭が2つあります。
文献は、当時、コレラが流行していた状況を現在の山梨市の役人が記録したもので、
この鳥が多くの死者が出る病気を予言し、
「私の姿を朝と夕方に拝めば難を逃れることができる」と告げたなどと記されています。

博物館が「ヨゲンノトリ」と名付けてこの言い伝えを今月3日にツイッターで投稿したところ、
これまでに8000件以上リツイートされたり、「早速きょうから拝みます」などと
コメントしたりする人がいるなどネット上で話題になっています。

また、博物館にも「実際にみられるのか」などといった問い合わせが相次いでいるということで、
中野賢治学芸員は「新型コロナウイルスへの不安が大きな反響につながっていると思う。
早く終息して、皆さんが安心して博物館に遊びに来られるようになってほしい」と話していました。

山梨県立博物館では、繰り返されてきた伝染病に人々がどのように立ち向かってきたかなどを、
今後も所蔵する資料を使って発信していきたいとしています。

04/23 17:28