さっぽろ夏まつり実行委員会は24日、札幌市中央区の大通公園で7月22日に開幕予定だった「さっぽろ大通ビアガーデン」の中止を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大が収まる見通しが立たないため。1959年から続く札幌の夏の風物詩で、中止は初めて。
札幌市や札幌観光協会でつくる実行委は8月19日までの開催を予定していたが、人の密集、密接が避けられず、集団感染のリスクが高いと判断。4月に入って、札幌市内を中心に道内の感染者数が増加傾向にあることも考慮して中止を決断した。

ビアガーデンは毎年7〜8月に開催。66回目の昨年は116万9千人が来場し、ビール44万1266リットルを消費した。
実行委は大通公園で8月13〜17日に予定していた「北海盆踊り」、8月6〜8日の札幌・ススキノ地区での「すすきの祭り」と「札幌・すすきのサンバカーニバル」についても中止を決めた。

北海道新聞 2020.4.25
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/415434