24日の全国の人出は、「特定警戒都道府県」の対象地域で、感染拡大前と比べて40%から70%の減少でしたが、23日と比べると増加したところが目立ちました。

NTTドコモは携帯電話の基地局の情報をもとにプライバシーを保護した形で全国47都道府県の人出のデータをまとめています。

24日午後3時時点の人出を、感染拡大前のことし1月中旬から2月中旬の平日の平均と比較したデータをみますと、当初の緊急事態宣言の対象地域では、
▽大阪・梅田周辺で72.9%
▽東京・新宿周辺で68.3%
▽横浜駅周辺で63.6%
▽大宮駅周辺で57.7%
▽千葉駅周辺で56.3%
▽福岡・天神周辺で56.2%
▽兵庫県の三ノ宮駅周辺で50.7%
それぞれ減少しました。

これら7つの都府県に加えて「特定警戒都道府県」に指定されている6つの道府県では
▽京都駅周辺で64.6%
▽金沢駅周辺で63.8%
▽名古屋駅周辺で63.2%の減少でした。

また、
▽札幌駅周辺は51%
▽水戸駅周辺は41.9%
▽岐阜駅周辺は40.9%の減少となっています。

これら13都道府県の人出を前日、23日と比べると、増加したところが11地点、減少したところが2地点と増加が目立ちました。

「特定警戒都道府県」以外の地域では、
▽仙台駅周辺が41%、
▽広島駅周辺が30.6%、
▽松山駅周辺が20.2%の減少となっています。

全国の人出は地域によって減少幅にばらつきがあるうえ、おおむね横ばいの状態が続き、このデータでは外出の自粛が一段と進む状況にはなっていません。

NHKニュース 2020年4月25日 9時54分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200425/k10012405321000.html
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