環境省は、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けて、飲食店などに対し高機能換気設備の導入費用を補助する。

 外気と内部から排出する空気の間で熱交換し、室温を保つタイプが対象。冷暖房効果の無駄を防ぎ、省エネや地球温暖化の抑制も同時に進める。経済対策の一環として、2020年度補正予算案に関連費用を盛り込んだ。

 新型コロナは、換気の悪い密閉空間で感染が広がりやすいとされ、飲食店を避ける人が増えている。外出の自粛も重なり、経営への打撃が深刻になっている。

 このため、同省は飲食店などへの換気設備導入に乗り出す。ただ、一般的な換気設備の場合、外気がそのままの温度で室内に入り、室温を保つために冬は暖房を、夏は冷房を強く効かせる必要がある。エネルギーの無駄遣いを防ぐため、高機能タイプに対象を絞る。 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200425-00000056-jij-pol