大阪市立大の城戸康年准教授、中釜悠特任講師らは27日、新型コロナウイルスの新たな抗体検査キットの臨床試験を始めたと発表した。微量の血液成分を使い、10分で感染の有無が分かるもので、現在広く使われているPCR検査に比べ時間も人手も節約できる。5月中に試験を終え、体外診断用医薬品としての承認を取得し病院の外来や空港検疫などで活用してもらうのが目標だ。

 新たなキットは、ウイルスが細胞に侵入するために使う「スパイクタンパク質」にくっつく抗体を検出する。試験は約20の医療機関で200人に参加してもらい、PCR検査と比較して性能を調べる計画で、15日に始めた。

4/27(月) 18:59配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200427-00000161-kyodonews-soci