現在、退院した約3000人を除いて、まだ入院中・ホテル療養・自宅療養の人が1万人以上いる。
その1万人の「陰性確認の為のPCR検査」は毎日増え続けている。
つまりPCR検査は、この1万人に対しても実施される為、「新規の人」の検査にリソースをさくことが難しくなってきていると考えるべき。
だから、自治体が「今日の検査数300人」と発表したとしても、新規の人は50人しか検査していないということもあるのだ。
実際、「新規の人」と「陰性確認検査」を分けずに検査数を発表している自治体や、分けているのか分けていないのか分からない自治体がたくさんある。

したがって、検査体制を大幅に強化しなければ、検査数が増えたとしても、「新たな感染者」は減り続けるだろう。
そして、野放しのコロナ感染者たちがさらに市中感染を広げてしまうだろう。