【サンパウロ時事】ブラジル南部パラナ州クリチバ郊外のスーパーで28日、新型コロナウイルス感染対策のためのマスク着用をめぐり客の男(58)と警備員らがもみ合いとなり、流れ弾で女性店員(25)が死亡した。

 地元紙ベンパラナなどによると、男は入り口で男性店員にマスクをしていないことをとがめられて激高。店員を殴り倒した。
 止めに入った警備員にも殴り掛かり、警備員が拳銃を2発発砲。1発は男をかすめ、もう1発が居合わせた女性店員の首に命中した。
 パラナ州ではこの日、知事が公の場でのマスク着用を義務化する州法に署名した。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020042900315&;g=int