関西電力は、金品受領問題などを受け刷新した社外取締役人事で、筆頭株主の大阪市が提案していた橋下元市長の起用について見送ったことを明らかにしました。

 関西電力は6月の株主総会で提案する役員人事案について4月28日の定例取締役会で決定し発表しました。

 関電役員らの金品受領問題の再発防止に向け、筆頭株主の大阪市は橋下徹元大阪市長を社外取締役にするよう提案していましたが、関電側は「適切ではない」として見送りました。

 「(橋下氏は)地域政党である大阪維新の会の結党にあたり代表を務められた。この点からも取締役への就任をお願いすることは適切ではない。」(関西電力 森本孝社長)

 これに対し大阪市の松井市長は、株主代表訴訟を行うか連休中にも判断するとしています。

2020/04/29 10:04 MBS
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20200429/GE00032786.shtml