・アビゲイル・ディズニーは、大叔父にあたるウォルト・ディズニーの創業した会社が
 コロナウイルスの世界的大流行によるテーマパークの休園を理由に、4万3000人の従業員を
 一時解雇していることについて批判した。

・彼女は4月21日火曜日の夜(現地時間)、25におよぶツイッターへの投稿で、従業員の一時
 解雇を決定する前に、株主への配当金や幹部らのボーナスの支払い予定をキャンセルすべき
 だったと非難した。

・今回の危機では、すでに幹部らは減給となっているが、まだボーナスをもらえる可能性が
 残っているということに「最も腹が立つ」と彼女はツイートした。

・アビゲイル・ディズニーはこれまでにも、アメリカにおける所得格差の広がりについて懸念を
 述べており、 ディズニーのボブ・アイガー会長の報酬を繰り返し批判している。

だが幹部らのボーナスは、彼女が言う全額が保証されている訳ではない。彼女が引用した
ファイナンシャル・タイムズの記事によると、CEOのボブ・シャペク(Bob Chapek)は
給料の300%相当のボーナスを受け取る可能性があるが、その保証はない。ボーナスは実績に
大きく左右される。同社の株価は今年に入り28%下落しているため、全額支給される可能性は
低そうだ。アメリカ国内のディズニーのテーマパークは、3月以降すべて休園となっており
毎月の売り上げ15億ドル(約1600億円)を失っている、とBusiness Insiderのアシュリー・
ロドリゲス(Ashley Rodriguez)は報じた。

この危機の中、会社のキャッシュを守るため、ディズニーの最高幹部らは減給となっている。
それでも、シャペクCEOは一時解雇されたパークの従業員に比べてはるかに多く稼いでおり
しかもフロリダの失業保険はアメリカ国内でも最低レベルだとファイナンシャル・タイムズは報じた。

(抜粋)
https://www.businessinsider.jp/post-211747?utm_source=pc_bottom_ranking&;utm_medium=recommend