アメリカ西部ロサンゼルス市の市長は、新型コロナウイルスの検査をすべての住民が無償で受けられるようにすると発表しました。
住民の感染状況を把握するだけでなく、先月中旬から続く外出制限の緩和を判断するうえで参考にする意図があると地元のメディアは伝えています。

ロサンゼルス市のガルセッティ市長は29日の記者会見で、新型コロナウイルスの検査をすべての住民が無償で受けられるようにすると発表しました。

ロサンゼルスではこれまで、検査の対象を発熱やせき、息切れなどの症状がある人や医療従事者などに限っていましたが、今後は、症状がない人でも検査を受けられるようにするということです。

ガルセッティ市長は、すべての住民を検査対象にすることについて、「アメリカの主要都市では初めてのことだ」と述べ、意義を強調しました。

この新たな措置について、地元のメディアは市の関係者の話として、住民の感染状況を把握するだけでなく、先月中旬から続く外出制限の緩和を判断するうえで参考にする意図があると伝えています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200430/k10012412111000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_008