★感染の有無1時間以内で判定、最速のPCR検査キットを発売へ タカラバイオ
2020年4月30日 16:07
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/233443

 タカラバイオは30日、新型コロナウイルス感染の有無が1時間以内で分かるPCR検査キットを開発したと発表した。
現在、市場に出ているPCR検査キットの中では最速で5月1日から発売する。

 新型コロナのPCR検査では、通常、患者の鼻の奥から粘液などの検体を採取。
検体に含まれるウイルスの遺伝子配列を専用の装置で増やして検出することで感染の有無を判定する。
これまで全ての工程で2時間以上の時間がかかっていた。

 一方、同社が開発したキットは、検体中に含まれるタンパク質などの反応阻害物質に影響されず、
ウイルスの遺伝子を正確に検出するため、大幅なスピードアップが実現した。

 同社は中国・大連の主力工場で月2万キットを製造する。保険適用で、国内の医療機関などの需要に応えるとする。



★タカラバイオ、コロナ試薬発売 月間200万人分
2020/4/30 16:00
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58649240Q0A430C2000000/

試薬大手のタカラバイオは30日、新型コロナウイルス感染の有無を約1時間で判定できる新しい試薬を開発したと発表した。
検体から不純物を取り除く工程が不要になり、従来は2〜3時間かかるPCR検査の時間を半分以下に短縮できる。
5月1日に発売し、月間200万検体分を供給する。

中国の大連工場で生産する。価格は100検体分で12万円。対象者の喉や鼻からとった検体には、
遺伝子を増幅する反応を阻害する不純物が含まれている。新製品では、その不純物の影響を受けずに検査することが可能だ。

タカラバイオは研究用試薬でアジア最大手。2月からPCR試薬の増産を進めている。島津製作所なども同様の試薬の提供を始めている。



▽press release
迅速・簡便な新型コロナウイルス検出PCRキットを販売開始
2020年04月30日
https://ir.takara-bio.co.jp/ja/news_all/news_Release/newsr_202767212m006ta13941635_200430.html