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2020/05/05(火) 09:10:45.14ID:ddylALUl92020年5月5日
子どもの本の専門店「クレヨンハウス」（港区）が、プラスチックごみ問題を考える絵本「プラスチックモンスターをやっつけよう！」＝写真＝を刊行した。プラごみの危険などを子どもにもわかりやすく伝えている。（岩岡千景）
ペットボトルやレジ袋、容器やストローなど、プラスチック製品は身近に多い。しかし廃棄されると自然界でほとんど分解されず、生物に命の危険を与え、環境汚染などを招く。削減のため、国は容器包装リサイクル法の省令を改正。七月からはプラ製レジ袋が有料になる。
絵本は、プラごみの問題を子どもにも伝えようと編集された。まず、その実態を写真を使って紹介。冒頭では、捨てられたプラスチックの漁業用網にからまったアカウミガメの写真を載せ「動物たちが傷ついています」と語りかける。さらに、おなかにプラごみがたまった鳥や魚、世界の海や川にたまったごみの山などが問題の深刻さを伝える。
また、現状を示すデータをグラフ入りで紹介。日本は年間およそ三十キロと、一人当たりの発生量が米国の次に多いという。プラ製品を加工する際に使われる添加剤の危険や、海外の取り組みなどにも触れた。
「安全を考え、レジ袋より木綿のマイバック、ペットボトルより水筒…と、日常生活で自然にいい素材を使うことにつながれば」と、監修した東京農工大教授の高田秀重さんは話す。
絵はクリハラタカシさんが担当した。Ｂ５変型判。九十六ページ。千七百六十円。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/202005/CK2020050502000085.html
