【ワシントン時事】米商務省が5日発表した3月の貿易統計(国際収支ベース、季節調整済み)によると、モノとサービスを合わせた貿易赤字は前月比11.6%増の444億1500万ドルとなった。
赤字拡大は3カ月ぶり。新型コロナウイルス感染拡大の影響で輸出入ともに落ち込んだ。
輸出は9.6%減、輸入も6.2%減。輸出の減少率は過去最大。米国家非常事態宣言を受けて3月中旬から外出や経済活動を制限する州が相次ぎ、輸送や旅行サービスの輸出入が減少、原油価格の急落も外需の不振に拍車を掛けた。
一方、3月のモノの対中貿易赤字(通関ベース、季節調整前)は前月比26.0%減の118億3400万ドル。国別の赤字幅は中国が首位。3月の対中赤字は2004年3月(104億ドル)以来、16年ぶりの低水準となった。輸出は17.0%増、輸入は13.2%減。
ソース(5/5 火 22:56)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200505-00000079-jij-n_ame