奈良県生駒市(12万100人)は、食品ロスの削減を図るため、家庭で不要になった食品や飲み物を交換する「食品トロック」を実施した。19年12月14日に開催された「環境フリーマーケット」で行われたもので、全国の自治体で初めての実施という。
当日は、環境フリーマーケットの参加団体に不要となった食品を5品ずつ持参してもらい、それを原資として来場者と物々交換。参加団体も来場者が持ち込んだ品数の食品を持ち帰りでき、残った食品についてはフードバンクを通じて福祉施設や福祉団体へ寄付した。
市では、これまでも食品ロス削減に向けフードドライブを毎週行ってきたが、19年10月に「食品ロスの削減の推進に関する法律」が施行されたことから、さらに一歩進んで食品トロックに取り組んだ。フードドライブには持ち込める食品の種類や賞味期限に制限があったが、食品トロックでは、生鮮食品以外で賞味期限内の未開封食品であれば、どんな食品でも交換できる(ただし、市販されている形で1品)ため、やむを得ず廃棄となっていた食品を救済できる。市ではこうした取組みにより各家庭の食品ロスのさらなる削減を目指すという。
ソース(5/6 水 11:01)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200506-00010000-seijiyama-soci