2020年5月6日


およそ7秒でコピペできます。


現実に存在する物体をスマホで切り取り、PCで開いたPhotoshopへ貼り付けできるツール「AR Cut & Paste」のプロトタイプが公開されました。

「AR Cut & Paste」は、Google Arts & Cultureに所属するシリル・ディアーニュさんが公開したオープンソースソフトウェア。デスクに置いた観葉植物やノートをスマホカメラで写し、PCで開いたPhotoshopへ貼り付ける様子をTwitterに投稿しました。カメラで写した物体を切り取り、Photoshopの画面へカメラを近づけると貼り付け完了します。タップによる操作で、感覚的にカットアンドペーストができるようです。

ディアーニュさんの投稿によると、操作にかかる時間はコピーに2.5秒、貼り付けに4秒程度となっています。ただし、高速化するための方法はたくさんあるようで、改良は可能とのこと。週末が忙しかったためにひとまず現在の形に仕上げたそうです。

深層学習の技術を採用することで、物体と背景を切り離しています。また、Twitterのリプライに寄せられた「商品化しますか?」という質問にディアーニュさんは「今のところはない」と答えましたが、「オープンソースのプロトタイプとして開発を続けていくつもりです」と言及しました。

なお「AR Cut & Paste」のコードや使い方はGitHubで公開しているため、誰でも改良を施したりダウンロードして使用したりできます。


https://nlab.itmedia.co.jp/nl/spv/2005/06/news027.html