(CNN) インドのデリー首都圏政府は7日までに、新型コロナウイルス対策の緩和策の一環として再開に踏み切った酒類販売で小売価格に70%の「特別コロナ料金」を課すとの方針を明らかにした。

首都圏地域の酒類販売店では4日、5週間ぶりに営業再開が認められたが、他人との間に一定の物理的距離を空ける感染対策の違反行為が相次いで発生。今回の新税はその対応策ともなっている。

営業再開では複数の店で多数の客が距離を空けずに行列を作る事態が生まれていた。首都圏政府の首相はこれを受け、規制措置の違反行為があるのなら関連地域の封鎖や打ち出した緩和策を撤回しなければならない事態ともなると警告していた。

インドでは新型肺炎対策に伴い3月25日以降、全土規模で封鎖措置が打ち出されている。

インドの保健・家族福祉省によると、国内の感染者総数は現地時間の7日朝の時点で5万1168人で、死者は1783人。

2020.05.07 Thu posted at 17:10 JST
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