兵庫県の井戸知事は、休業要請などの措置の解除に向けたいわゆる「出口戦略」について、「阪神間は人の行き来が多く一体的に対応する必要がある」と述べ、大阪府とタイミングや範囲をそろえながら進めていく考えを示しました。

兵庫県の井戸知事は、記者団に対し、休業要請などの措置の解除に向けたいわゆる「出口戦略」について、「緊急事態宣言が延長されたばかりであり、出口の議論を始めるのはまだ早い。少なくとも連休明けのこの1週間が本当に勝負だと思っているので外出の自粛への協力を引き続きお願いしたい」と述べました。
そのうえで、今後、「出口戦略」を検討する場合の対応について、「阪神間は人の行き来の多い交流圏であり、一体的に対応する必要がある。解除などを進めていく場合には、兵庫と大阪は同じようなテンポと範囲でやっていくしかない」と述べ、大阪府とタイミングや範囲をそろえながら進めていく考えを示しました。
一方、大阪府が、施設の再開などを判断するための独自の基準を決めたことについて「一律の基準を作ってしまうと、基準が主役になり本来の総合判断ができなくなるおそれがある」と指摘しました。

05月07日 18時11分
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20200507/2000029403.html
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