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仏 欧州域内からの入国は隔離検査の対象外に 新型コロナ
2020年5月9日 5時40分新型コロナウイルス

フランスは、新型コロナウイルスへの対策のため、3月中旬から続けている国内の外出制限を今月11日に大幅に緩和します。
これを前にフランス政府は、ウイルスの感染が再び拡大することを防ぐため、国外から入国する人を14日間隔離して検査する方針を示しましたが、ヨーロッパ域内から入国する人については、対象外とすることを明らかにしました。

フランスでは、ことし3月17日以降、食料品や薬などの必要最低限の買い物や軽い運動など以外は、外出が厳しく制限されています。

感染者の増え方が緩やかになっていることを受けて、フランス政府は、5月11日から、大型店舗やカフェ、レストラン以外のほとんどの店舗の営業を認めることになり、自宅から100キロ以内であれば移動の制限もなくなります。

また、これを前にフランス政府は、ウイルスの感染が再び拡大することを防ぐため、国外から入国する人については、14日間、隔離して検査する方針を示しています。

この方針について、カスタネール内相は7日の記者会見で、ヨーロッパ域内から入国する人については、対象外とすることを明らかにしました。

ただ、フランス政府はEU=ヨーロッパ連合の域外からの入国を制限しているうえ、入国できる日本人は、滞在許可証を持つ人などに限っていることから、例外を除けば、日本人がフランスに入国できない状況は、今後も続くことになります。