奈良県警本部前の路上で男性警部補(45)を軽ワゴン車で引きずり軽傷を負わせたとして、県警奈良署は8日、公務執行妨害と傷害の疑いで、自称京都府木津川市梅美台の建設業、安部祐太容疑者(30)を逮捕した。「交通違反切符を切られるのが嫌で逃げた」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は8日午後4時20分ごろ、奈良市登大路町の県警本部前の一方通行の道路を逆走。本部前で警備中だった警部補から職務質問を受けている最中に車を発進させ、停止させようと運転席付近の窓枠をつかんだ警部補を約10メートル引きずり、右ひじや両ひざに擦り傷などを負わせたとしている。

 同署によると、約10分後に現場から約2キロ離れた奈良市内の交差点で信号待ちしていた安部容疑者の軽ワゴン車を警戒中の警察官が発見し、緊急逮捕した

2020.5.9 09:55産経WEST
https://www.sankei.com/west/news/200509/wst2005090003-n1.html