https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200509-00000016-jij_afp-int
 米食品医薬品局(FDA)は8日、自宅で採取した唾液を使って新型コロナウイルスへの感染を調べる検査を初めて承認した。
この検査は米ラトガース大学(Rutgers University)のラトガース臨床ゲノミクス研究所(Rutgers Clinical Genomics Laboratory)が開発した。
今回FDAは緊急時の使用について承認し、当面は医師が処方した場合にのみ実施される。

患者は自己採取キットを使って唾液を採取し、同研究所に送る。
FDAによると、現在唾液を使った新型コロナウイルスの検査を行っているのは同研究所だけだという。
FDAのステファン・ハーン(Stephen Hahn)長官は、
「家庭での検体採取の選択肢を増やすことは、この公衆衛生の非常事態の中で、診断検査における重要な進歩だ」と述べた。

FDAは4月20日、米大手民間検査ラボチェーン、ラボコープ(LabCorp)に、患者が自宅で鼻から採取した検体を分析することを認めていた。
FDAはこれまでに新型コロナウイルスの検査を80種以上承認しているが、その大半は民間のラボあるいは研究施設で実施されるものだ。