マスクは路上などで販売されているケースもあり、各地の消費生活センターには4月以降、苦情も多く寄せられている。

 4月下旬、東京都台東区の路上で使い捨てマスク50枚を3500円で購入した墨田区の会社員女性(34)は「なかなか手に入らないので仕方なく購入したけど、耳ひもが外れやすい粗悪品だった」と振り返る。外箱には「中国製」と書かれていたが、製造会社も仕入れ先もわからなかったという。

 マスクを巡っては取得価格よりも高値で転売する行為が禁止されており、無許可での路上販売は道路交通法に抵触する可能性がある。国民生活センターは「路上販売は品質や仕入れ先の確認が難しいので、購入後に不良品が見つかっても返品や返金が難しい。購入の際は慎重に」と呼びかけている。

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