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2020/4/26
　中国、軍事挑発弱めず…1〜3月の尖閣沖侵入57％増
　沖縄県・尖閣諸島の「領有権」主張で譲らず、日本側の即応態勢を試す狙い。
　防衛省や海上保安庁によると、1〜3月の中国公船による尖閣諸島周辺の接続水域内への進入は289隻と、前年同期比で57％増加。
　今月11日には、中国の空母「遼寧」とミサイル駆逐艦など計6隻が沖縄本島と宮古島の間を南下して太平洋、南シナ海にて訓練を実施。
　領空侵犯の恐れがある中国機に対して航空自衛隊の戦闘機が緊急発進した回数も1〜3月で152回と高い水準が続いている。
　河野防衛相
　「世界各国が協調して、いかに（感染症を）封じ込めるかという時期に、軍事的な拡大を図るのは、いつにも増して許されない」
　中国は、国内で感染症が拡大した1月以降も、軍事的な動きを緩めていない。
　元海上自衛隊自衛艦隊司令官の香田洋二氏
　「台湾を念頭に、南シナ海での活動も活発化させている。尖閣諸島の『領有権』など従来の主張をコロナ禍でも弱めることはないという意思表示だ」
　米軍は太平洋に展開中の空母「セオドア・ルーズベルト」で集団感染が発生。
　自衛隊も感染防止のため複数の部隊が交流する訓練を当面行わないなど、両国は感染症対策に追われている。
　22日には、航空自衛隊のF15戦闘機など15機と、米本土から飛来したB1戦略爆撃機など5機が、日本海や沖縄周辺の上空で訓練を実施。
　東シナ海では10〜11日、海上自衛隊の護衛艦「あけぼの」と米軍の強襲揚陸艦「アメリカ」が共同訓練を行い、周辺海域での即応態勢を示した。
　防衛省幹部
　「中国は日米の即応能力を測ろうとしている。感染症のせいで対応できなければ、中国の思うつぼだ。日米の連携強化が不可欠だ」との事。

関連する報道：
2020/4/20
　日米抑止力、新型コロナで試練　米空母不在の「穴埋め」急ぐ
　河野太郎防衛相
　「コロナの感染が拡大する中でも、中国が南西諸島に軍事的な圧力をかけ続けている」
　11日、中国軍の空母「遼寧」など6隻が沖縄本島と宮古島の間を通過し、南シナ海で訓練を実施。
　米空母「セオドア・ルーズベルト」が停留を強いられるさなかの出来事で、日米の安保当局者に緊張が走った。
　防衛省「中国海軍は（感染拡大の）影響を受けておらず、活動を継続している」（山村浩海上幕僚長）

　1〜3月の中国機に対する自衛隊機の緊急発進（スクランブル）の回数は、152回と高水準。
　中国公船の尖閣諸島（沖縄県）周辺海域への入域日数も、3月は昨年から倍増。

　海上自衛隊の護衛艦「あけぼの」は10〜11日、東シナ海で米強襲揚陸艦「アメリカ」と共同訓練を実施。
　強襲揚陸艦は海兵隊や最新鋭ステルス機F35を搭載、島しょ奪還作戦にも使われ「メッセージ性は強い」（海自幹部）。
　護衛艦「てるづき」も、マレー半島沖で米艦と通信訓練を行った。

　日本政府は欧州やアジアの友好国とも連携を深める考えだ。河野氏は17日、太平洋に領土を持つフランスのパルリ国防相と電話会談し、
　中国軍の動向について「脅威認識を共有する」ことで一致。
　感染拡大が世界的に続く中、米空母がどの段階で通常展開に戻るのかは見通せず、緊張が解けない時期が続きそうだ。
※日本国は「COVID-19」の標的となっている為、米軍も「COVID-19」の感染者拡大を理由に真剣に日本国の為の防衛活動を行うとは到底思えない。

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