2020/05/13 19:39日刊スポーツ

来夏に延期された東京オリンピック(五輪)の聖火リレーについて大会組織委員会が、日数短縮や規模縮小を含めて検証していることが13日、大会関係者への取材で分かった。延期による増加経費を削減することが目的。ただ組織委は、今年走る予定だった約1万人のランナーを維持する意向を示しており、難しい調整を行っている。福島・Jヴィレッジで行う予定の出発式や、日々の到着式の規模縮小も検討している。

日数短縮のため複数ルート案も浮上したが、大型車両や警備態勢を伴う大がかりなリレー部隊もその分、準備しなければならず、経費が膨らむことから現実的ではないとみられている。複数人で走る「グループランナー」を増やし、日数を短縮する案も出たが、新型コロナウイルス感染予防の観点から困難とされた。

聖火リレーは当初、3月26日にスタートし、開会式までに47都道府県を121日間で回る予定だった。

https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/sports/f-sp-tp0-200513-202005130000615.html